実務翻訳の定義
そもそも実務翻訳とは一体何なのでしょうか。
ここではその定義について紹介します。
実務翻訳とは、民間企業や公的機関等が、その業務上の必要に応じて発注する翻訳を言います。
その内容はビジネスレターは勿論、契約書、マニュアル、論文、製品カタログ、製品仕様書、企画書等、ビジネスに関係のある実に幅広い内容にまで及んでいます。
実務翻訳はそのような性質を持っていることから、実務翻訳は別に「産業翻訳」及び「ビジネス翻訳」等とも呼ばれることがあります。
それでは実務翻訳の仕事の形態はどうなっているのでしょうか。
実務翻訳は先に紹介したような性質を持っているので、実務翻訳ではそうした文書の翻訳を必要とする企業、及び団体等が発注者となります。
またこの発注も、翻訳会社を通して依頼される場合と、直接翻訳者に発注される場合とがあります。
ビジネスの世界では情報量とスピードがものを言うだけあって、大量の文書を、しかも比較的短時間で納品するように求められることが多いようです。
従って時には翻訳者も時間に追われて大変な仕事量になることもあります。
実務翻訳にも勿論市場があります。
次に実務翻訳の市場の動向を見ていくことにします。
一口に翻訳と言っても実に様々な種類の翻訳があります。
ですが市場規模で言えば、この実務翻訳は翻訳業界の中でも最大の規模を誇っていると言えます。
官公庁や大使館と言った機関も実務翻訳を発注することがあります。翻訳会社
翻訳業界の仕事量
実務翻訳は翻訳業界全体の仕事量の約8割から9割を占めると言われています。
ジャンルで言えば、海外に進出している、海外と取引がある、また逆に海外から日本へ進出してきている分野ならば、どこにもニーズがありますが、特に情報通信分野やIT関係等、外国企業の進出が盛んな分野に高いニーズがあります。
どんな仕事をするにしても、気になるのはその収入、待遇です。
では実務翻訳の場合、その待遇は一体どれくらいの金額になるのでしょうか。
次は実務翻訳の翻訳家の収入について紹介します。
もし翻訳家が得意分野、或いは専門分野を持っていて、それで尚且つコンスタントに翻訳の仕事を受注できれば、平均的な会社員を上回る年収を得ることも可能だとされています。
実務翻訳は実力がものを言う世界なので、頑張って力をつければ収入を大きく増やすことも可能だと言えます。
ちなみに翻訳料は全般に、外国語訳の方が和訳より大幅に高額です。
では一体どんな人が実務翻訳の分野に向いているのでしょうか。
実務翻訳に携わるのなら、どんなことを心がけたらいいのでしょうか。
それについて紹介していきます。
実務翻訳は先に紹介したように、実に色々な分野、色々なケースの翻訳があり、需要が多い分野だと言えます。
従って出版翻訳等の他の分野と異なり、新人でも比較的参入しやすいと言われます。
実務翻訳に携わるなら、当然のことながら語学力が求められますが、それだけではありません。
語学力に加えて特定の分野の専門知識も不可欠です。
従って特定分野に明るい人、もしくは実務経験がある人が有利になってきます。
また実務翻訳の仕事をする上での心がけですが、納期の厳守が鉄則です。
現在のビジネスシーンでは時間を問われます。
顧客は納期を設定してきますので、それを守らなければなりません。
もう一つ大切なことは、顧客が翻訳を依頼してくる文書、書類の中には、所謂企業秘密に属する内容もあります。
顧客が翻訳を依頼した文書の内容について、それを他で口外してはいけません。
従って実務翻訳の仕事をする上では、守秘義務の厳守も鉄則となります。